WB トランス
WBトランスは、新開発コイルボビンにノーカットの 鉄心を巻き込んだ新発想のトランスです。好評のSCトランスから更に研究開発を進めてきた結果、コイルボビンと鉄心巻込装置を開発し、巻線・絶縁処理・鉄心巻込作業等の効率化と品質の安定化、製造コストの飛躍的な低減を実現しました。省資源・省エネルギーといったエコロジカルな時代にぴったりのトランスです。
WBトランス用コイルボビンは、鉄心と巻線の配分・タップ出しなど最も合理的な形状を追求しています。一次巻線は二次巻線と鉄心から完全に分離絶縁され、国際規格IEC742に対応する空間距離・沿面距離を満たしています。
【コイルボビンの構造】
コイルに鉄心を巻く事によって、鉄心有効断面を均一にすることができ磁路が短くなり、また方向性珪素鋼鈑の鉄心性能をフル活用できる構造です。コイルボビンの鉄心巻込部の曲率が鉄心内径と同一なので、鉄心特性を損なわずに鉄心の巻込を行うことができ、またコイルボビンと鉄心が一体構造に仕上がり、高い絶縁性能と正確な寸法形状を実現しています。また、自動巻線機による巻線が可能となり、より品質の安定した低コストの巻線を実現しています。
【小型・軽量・薄型の省スペース形状】
WBトランスは、従来の一般的なEI型トランスの約1/2のスペースに収納できますので、装置の小型化に最適です。また、重量も約1/2の仕上がりです。そのため、EI型トランスからの移行も容易に行えます。